岩手県山田町

鯨と海の科学館

岩手県山田町 鯨の不思議と、海の神秘

お知らせ

殻の色は

水槽でカデデ(飼育して)いる2匹のアワビ。

アワビは食べるものによって殻の色が違ってくるそうです。鯨館に来てから主にコンブがエサなので殻が深い緑になってきました。天然か放流アワビか見分けるときは、この緑の反対側(殻頂の部分)を見ます。同一の配合飼料を与える人工種苗の稚貝では明るい緑に、コンブでは深緑になるようです。自然界ではいろんな海藻を食べるので褐色の色のものが多くなります。そのため調査ではサイズの小さい稚貝の色で放流したか自然に繁殖したものかを判断するそうです。

天敵はタコ。アワビは殻の横にある穴で呼吸するそうでタコはアワビに覆いかぶさって穴を塞ぎ窒息させてしまうそうです。またイセエビもアワビをエサにしているようなのですが、鯨館のイセエビたちは今のところアサリにしか興味がないようなのでしばらくはこのまま見守っていきましょうとなりました。

 

 

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